バーテンダー Glass150 始まりの一滴
単行本購入作品なので、普段雑誌掲載では読まないのだけれど、コンビニ内ATM待ち時間に何気なく読んだスーパージャンプ2011.3.9 No.6に掲載されていた。
つい先日思いもよらず見たある人の涙を、思い出した。
その日は、猫の日であることとは別に、自分に取って思い入れのある日で、拘りは以前と比べ減ってはいるが、完全に無くなるのは、亡くなるまでないのだろうと感じていた。
人は、自分以外の誰かもまた幾許かの悲しみを背負って生きていることを忘れてしまう。
この150杯目の言葉
『人は他人の悲しみを
悲しむことなど出来ない』
『説明できる涙なら
そもそも人前でなんか泣かない
だから言葉にならない想いには
無言の想いで応えろと』
『私にはあなたにかける言葉はない
本当の悲しみの前に
同情の言葉なんて無力だから
でもあなたの苦しみはちゃんと知っている
あなたの孤独はちゃんとわかっている
あなたは決して独りなんかじゃない』
『お客様に伝わらなくてもいい...
それでも想いを込める
どんな仕事も そんな
小さな自己満足があるから
続けられる気がします』
忘れないために、この雑誌を買った。
悲しみを抱く全ての者に、幸あれかし。
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