横溝正史

獄門島・本陣殺人事件

 

仁木悦子が、1981年に短篇「赤い猫」で受賞した第34回日本推理作家協会賞は、第1回(1948)は探偵作家クラブ賞という名前で、その長篇賞を受賞したのが、横溝正史です。

受賞作は、名探偵金田一耕助初登場作品「本陣殺人事件」。日本ミステリ史に残る密室殺人です。

写真左は、同じく金田一耕助ものの傑作「獄門島」です。

横溝正史といえば他に、「八墓村」「犬神家の一族」「悪魔の手鞠唄」なども有名ですが、私にはこの「獄門島」が一番記憶に残っています。

芭蕉の俳句を使った見立て殺人。

 鶯の身をさかさまに初音かな

 むざんやな冑の下のきりぎりす

 一つ家に遊女も寝たり萩と月

時代設定と舞台設定。

「獄門島」の影響が、戦前・戦後の探偵小説好きとなった原因のひとつです。



そういえば、辻真先は「犬墓島」というのを書いています