2010/12/31 人生に失敗する18の錯覚 行動経済学から学ぶ想像力の正しい使い方

estis2011/01/01 (土) 09:51 に投稿
加藤英明
岡田克彦

講談社+α新書 540-1 A p.220

2010年11月20日 第1刷発行
2010年12月16日 第2刷発行

カバー写真―Getty Images
デザイン―鈴木成一デザイン室

株式会社 講談社


人が陥りやすい「錯覚」の18パターンの案内
腰巻には、「世界一やさしい経済学を学んで人生に勝つ!!」という惹句があり、副題には「行動経済学」という文字が見える。
しかし、行動経済学とはどういったものなのか、といった事は、この本には書かれていない。
分類も「A こころ」です。心理学に興味のある方だと、どこかで読んだことが書いてあるという印象を持ってしまうのでは。

紹介されている18の内容については、わかりやすく説明されている。
錯覚も18しかないのかどうかは、わからないのだけれど。
目次を入れて220ページの中では、それぞれを詳しく説明する紙幅はないので、更に詳しく知りたい時のために参考文献がついていると良いと思う。

錯覚できるのも、人間の特徴であり、時には必要。
何と比較するのか(何と比較対象するように誘導されているのか)、自分だけは特別(自分の行為を自分に納得させなければ)、というのが錯覚の大きな理由のようだ。