#6〜#10
BE-LOVE 2006年24号〜2007年4号
講談社コミックスDX 2273巻
2007年3月6日 第1刷発行
被害者の母親が随分と内省的な人だなぁと思う。
加害者は怒りでそのような行為となったと、傷害致死なんだととれるように思われるが、殴りたかったから怒りのエネルギーを必要としたのではないのか。
殴るために用意した怒りのエネルギーをコントロールすることができなかったのか、
それとも殴ることに快感を感じたから続けたのか、それは描かれていないので分からない。
そこに作者の興味はなく、家族について物語るために極端な設定を用意したのか。
残った人々がどのように思おうと、逝った者は帰ってこないのだ。
心の内にあるとしても、その者に都合よくあるだけだ。