2003-09-15 ファブリックマトン

estis2011/06/26 (日) 18:51 に投稿


2008年に国内のコンビニとしては初の米国進出を予定しているファミリーマート
の社長の言葉より。

■ やりくりは少年時代に覚えた
—社長は、お弁当の味付けや彩りなどにこだわりをお持ちのように感じますが。

私は料理にはうるさいですよ。小さいとき、私はおかずを買いに行く役目でした。
100円玉をいくつか握って一家7人分のおかず買いに行くのが恥ずかしくて、兄弟の誰
もやりたがらないんですね。でも私は恥ずかしさよりも「さて、これでどうやりくり
するか」ということを考えるのが楽しくて、その気持ちは恥ずかしさを上回っていた
と思います。

当時はスーパーなんてないから、一軒一軒お店で買うんです。商店には全部店主がい
てね。ある店主は見るからに子どもを見下しているような目をしていて「買いたいな」
と思っても、そのオヤジの目を見るのがいやで、何も買わずに帰りたくなってくる。
小売業は接客サービス業なんだと、そのころを思い出してもそう思いますね。

それから大学時代には自治寮で“炊夫長”をやっていました。何をやるかというと、
全寮生のなけなしの金から食費を集め、そのお金でいかに安く食材を仕入れるか、賄
いのおじさん、おばさんの報酬をいくらにするか、そんなことを計算する役目でした。

—いまのお仕事と近い感じがしますね。

そうなんですよ。裕福じゃない学生たちから食費を集めるのだから、ひとつでもおか
ずの数を増やしたい、また食い物に対する執念もありましたから、少ないお金で絶対
いいものを食べさせたいと思って工夫しました。

私は常日ごろ「真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いいかげんだと言い
わけばかり」といっています。かつて経験したこととオーバーラップして、誰もが実
感できるいい言葉だと思います。

最後の言葉が納得できるものだと思い、かしこい***くんにも教えてあげようと思っ
て、天才***がお伝えしました。

バイオハザードのマークはどっからゲッツしてきたんや?ほんであれは何を伝えたい
んや?わしに。

あとファミマは伊藤忠商事グループの一員なんやな。映画「lie lie lie」で豊川悦
司演じる社長(実はインチキ)に秘書が「社長、いとうちゅうさんからお電話です」
と言うところがあって、すかさず社長が「君、それは伊藤忠のことだろう」と切り返
していた。何となく思い出したから書いてみた。

この映画は中島らも原作の「永遠も半ばを過ぎて」を映画化したものです。原作のほ
うがおもしろかったけど、映画もまぁまぁおもしろかったかな。出版社を舞台にした
もので、戦前からの体質を抜け出せない出版業界を批判しているところがあり、興味
深かった。