映画

2014/01/21 恋愛睡眠のすすめ

estis2014/01/25 (土) 00:51 に投稿

LA SCIENCE DES REVES (THE SCIENCE OF SLEEP)
2005年
フランス
監督・脚本:ミシェル・ゴントリー
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/シャルロット・ゲンズブール/エマ・ドゥ・コーヌ/

ダンボールのスタジオセットや車、森を乗せた船、カレンダー災害シリーズとか、幻想シーンなどの映像はおもしろい。
でも物語としては、この男は邪魔くさすぎる。こんな所で終わりでいいの。

2014/01/19-6 エンダーのゲーム

estis2014/01/21 (火) 08:05 に投稿

ENDER'S GAME
2013年
アメリカ

監督・脚本:ギャヴィン・フッド
原作:オースン・スコット・カード
出演:ハリソン・フォード/エイサ・バターフィールド/ベン・キングズレー/ヘイリー・スタインフェルド/

原作は、短篇が1977年、長篇が1985年の作。どちらも映画のタイトルと同じ題名。短篇は「無伴奏ソナタ」に収録されている。どちらもハヤカワ文庫から邦訳が出ていた(短篇は1985年、長篇は1987年)。長篇は2013年11月に、短篇を含む「無伴奏ソナタ」は2014年1月に新訳版が発行される。

さて、旧訳版長短共に積ん読状態で、映画を見終わっても、何か足りないとか、わからないというところはなかった。
映像はとても美しく、映画館で見る価値があると感じた。

途中思ったのは、かつて大島渚氏が日本の戦争映画に関する講義のなかで語っておられた「敵を描かない・描いていない」ということ。
しかし、最後まで見て、この描かれなさも意図したものなのではないかと考えが変わった。
描いていないのは、映画内の登場人物たちが、敵のことを殲滅すべき対象としか捉えていないからだ。

また、タイトルにもあるように、途中いくつかの訓練を兼ねたゲームが行われるのだけれど、そのゲームでの勝利もほとんど描かれず、高揚感に欠ける。

2014/01/10 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

estis2014/01/14 (火) 01:28 に投稿

ONLY LOVERS LEFT ALIVE
2013年
アメリカ/イギリス/ドイツ

監督:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ヒドルストン/ティルダ・スウィントン/ジョン・ハート/ヤスミン・ハムダン/

最もドラマチックなのが、ヤスミン・ハムダンが歌っているシーンだと感じる。
ドラキュラ映画なんだけれど、そう感じるように、盛り上がってはいかない。ジャームッシュの映画をこの前見たのは随分と昔だし、その頃は途中で所々眠ってしまったようにも思うので確かではないけれど、やはりこんなように盛り上がらず淡々とそれでも決定的に何かが起こってしまうのだ。
汚染された血を飲んで病むなど何かを思わせる描写もありますが、物語を追わず、シーンに埋もれえる方はどうぞ。
諦観を持っても、生き長らえようとするのは、二人だからってことなのかいなぁ。

2014/01/05-2 ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

estis2014/01/05 (日) 18:05 に投稿

2008年
日本

きちんと作っているように思えないんです。
タケ魔神が、像の時は腕が四本で、右手に消化器らしきもの、左手に傘らしきものをもっているのに、巨大化して現れた時は、稼働可能な腕二本と動かない六本で、何も持っていない、ギララを持ち上げる前後では、腕二本しかないし。
各国が考える作戦が、いい加減すぎる。先の作戦が失敗した点をちゃんと考慮に入れないと。
いきない地球防衛軍とか出てくるのも、どこの星の話?と思った。普段地球防衛軍は、何をしているのだろう。
会議室内に映るギララの映像は、どうやって撮影されているんだろう。
タケ魔神を祭っている人々は、どうしてあんな服を着ているのか。人数少ないし、子供一人しかいないし、男女比、年齢構成はどうなっているんだろう。
識者に聞きましたって出てくる三人は、どういう意図なのか。解釈できなかった。
エンドロールに、出演者が和んでいる写真を出すんだったら、そういう物語にしてほしい。
つまり、つまらなかったということです。

2014/01/03-2 攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers

estis2014/01/04 (土) 00:32 に投稿

2013年
日本

なんか事件が小さいんですよね。この程度なのかと。
自意識が生まれた段階で既に肉体が無く義体であるということが、アイデンティティにどういった影響を及ぼすのかについて触れることなく、ヒューマノイドAIが出てきても。
今回は、見ているものだけではなく、記憶についても、何が正しいのか正しくないのかという点が少し取りあげられているけれど、残り二話で多少とも深く取り扱われるのでしょうか。
どうしても音楽があっていない気がしてしかたがないのだけれど、残りも変わることはないのでしょうね。

2013/12/31-1 国家誘拐

estis2013/12/31 (火) 10:48 に投稿

RENDITION
2007年
アメリカ
日本劇場未公開
監督:ギャヴィン・フッド
脚本:ケリー・セイン
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:ポール・ヘプカー/マーク・キリアン
出演:リース・ウィザースプーン/ジェイク・ギレンホール/メリル・ストリーブ/アラン・アーキン/

RENDITION とは、「引き渡し」のことで、映画の中では、Extraordinary Rendition 「特例拘置引き渡し」とある。
「特例拘置引き渡し」とは、アメリカが、テロ対策のために、グアンタナモ収容所や拷問を行ってくれる国に囚人を超法規的に引き渡すこと。
「拷問」ではなく「強化尋問テクニック」というらしい。
2006年のイギリス映画「グアンタナモ、僕達が見た真実」でも取りあげられている。