2010/05/28 MOON 昴〈スバル〉ソリチュード スタンディング (6)

estis2010/05/29 (土) 13:44 に投稿
曽田正人/玖正

カバー、扉には
MOON 昴 ソリチュード スタンディング (6) YOUNG GUNS ~若い力たち~
曽田正人
冨山玖呂
と。

第55話
第56話
第57話
第58話
第59話
第60話
第61話
第62話
第63話
第64話
第65話

写真資料提供
井上美穂『Dual Identity』(合同出版社)/尾鼻文雄

取材協力
NBS(日本舞台芸術振興会)/ベルリン国際バレエ団/ゴドウレイジ
上野純子/針山愛美/桜井多佳子

「週刊ビッグコミックスピリッツ」'09年第50号、第52号、'10年第1号、第3・4合併号、第7号、第9号、第11号、第13号、第15号、第17号、第19号掲載

連載担当/生川遙
単行本編集責任/赤名英之
単行本編集/生川遙、向井正二(銀杏社)
特別協力/冨山玖呂

ビッグ コミックス p.219

2010年6月2日 初版第1刷発行

デザイン:祖父江慎+福島よし恵(コスフィッシュ)

株式会社 小学館


セミファイナルの「ジゼル」と、シュー・ミンミンの過去。


「ジゼル」でやろうとしたことは充分判る。けれどそれは、絵では表現されてないなぁ。それを見ている観客の独白をちりばめて表現するのは、マンガ表現の常套なのかもしれないけれど、それではつまらない。これはまだセミファイナルで、ここで終わるのではないのだから、これからの踊りをどう表現するのかに興味がある。
シュー・ミンミンがライバルとして登場しているが、スバルとの対比要員ということなのでしょう。シュー・ミンミンの到達するレベル=人々の理解し得る範囲の最高をスバルが超えていくという物語になるんじゃないのか。バレエの畏れをなくしていたから…という会話が出てくるけれど、踊る>バレエなのだから、バレエの枠を壊してはいけないということではなく、情念と知性のバランスを保った上での表現が美を生じるということだ。
ハーバート・ロスの「ニジンスキー」(1980)をもう一度見て、そこではどう表現されていたのかを確認したいのだけれど、DVDは出ていないようですね。