THE SOUND OF MUSIC
1965年
アメリカ
174分
監督:ロバート・ワイズ
製作:ロバート・ワイズ/ソウル・チャップリン
原作:リチャード・ロジャース/オスカー・ハマースタイン2世
脚本:アーネスト・リーマン
撮影:テッド・マッコード
編集:ウィリアム・レイノルズ
音楽:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
編曲:アーウィン・コスタル
出演:ジュリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー/エリノア・パーカー/リチャード・ヘイドン/ペギー・ウッド/アンナ・リー/チャーミアン・カー/ニコラス・ハモンド/ヘザー・メンジース/デュエン・チェイス/アンジェラ・カートライト/デビー・ターナー/キム・カラス/ポーティア・ネルソン/ベン・ライト/ダニエル・トゥルーヒット/ノーマ・ヴァーデン
1966年 第38回アカデミー賞 作品賞、監督賞、音響賞、編集賞、音楽賞(編曲)
歌が好きで修道院でも変わり者扱いされているマリアは、院長からトラップ家の家庭教師を命じられる。
妻を失ったトラップ大佐は、子供たちを厳格にしつけようとしているが、それに反発したマリアは自分の好きな音楽を教えることで、子供たちとの関係を築いていく。
最初は反対していた大佐も子供たちの歌声に、音楽への想いを取り戻す。
大佐の再婚話をきっかけに、自身の心に気付いたマリアは、トラップ家を去ってしまうが。
午前十時の映画祭 青の50本の1本。
何度か見たことがあるミュージカル映画の有名作品。同じジュリー・アンドリュース主演だと、「メリー・ポピンズ」の方がお気に入り。
今回印象に残ったのは、
全ての山に登れ、と男爵夫人の潔さ。彼女がいないと物語が展開しないのだが、出て行かせ、結果丸く収めるためには、男爵夫人の心持ちが変化する必要がある。心変わりの理由らしきものとして、子供たちが懐かないことを出しているが、それだけでは弱いので、観客が男爵夫人を不幸だと思わないように、彼女は子供たちを寄宿学校に入れようとしているというエピソードを入れているんだな。これで彼女は、観客からは敵扱いだ。彼女の不幸は悲しまれない。