恩蔵絢子

2018/12/14 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

estis2018/12/14 (金) 00:00 に投稿

恩蔵絢子

2018年10月30日 初版発行

カバーイラスト★Sylverarts/iStock
本文イラスト★野崎裕子

株式会社河出書房新社
ISBN978-4-309-02735-7

アルツハイマー型認知症になった母親との二年半の生活を通して、感じたこと・考えたこと


認知症の種類 p.32
 アルツハイマー型認知症
  初期に、記憶を司る「海馬」の萎縮が起こる。新しいことが覚えにくくなる
 レビー小体型認知症
  初期に、視覚を主に司る「後頭葉」に問題が起こる。幻覚が出る。記憶障害が現れないことがある
 脳血管性認知症
  脳の中の血管に問題が起こり、神経細胞が死ぬ。必ず記憶障害が出るわけではない

ある考えや行為が、自分のものか他人のものかは、後付けで判断される p.118


感情は残る。「する」ことがその人らしさではなく、「ある」ことにその人らしさを見たい。