1970年10月、カナダのケベック州で発生したケベック解放戦線による二人の要人誘拐事件。
戦時措置法が発動されたのは、第一次世界大戦、および第二次世界大戦とオクトーバー・クライシスの三回のみ。
10月5日にイギリスのケベック貿易委員ジェームズ・クロスが誘拐され、ケベック解放戦線による声明文が放送された。
10月10日にケベック州副知事、労働大臣のピエール・ラボルトが誘拐される。
10月17日、カナダ全軍が展開。モントリオールで乗り捨てられた車のトランクからピエール・ラボルトの遺体が発見される。
12月3日、ジェームズ・クロス解放。犯人はキューバへ。
「なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか」p.22〜p.26に記述。
p.25では、『10月危機』とあるが、「オクトーバー・クライシス」で通用するようだ。