寺山修司「さかさま世界史怪物伝」角川文庫 1974
寺山修司「さかさま世界史英雄伝」角川文庫 1974
誰にでも決定的な一冊というものがあると思う。
運命を変
寺山修司が、歴史上の人物を題材にいろいろ語る評伝集で
「怪物伝」ラスプーチン/アラン/写楽/サド侯爵/アン
「英雄伝」コロンブス/ベートベン/エジソン/イソップ
の46名が取り上げられている。
例えば、イソップでは、
一匹のイヌが肉片をくわえて河を渡ろうとするとき、河に
と、されているが、このイヌが肉片を失ったのは、欲ばっ
であるとか、キリストだと、
ホントよりも、ウソの方が人間的真実である、というのが
といった感じ。
私がこれを読んだのは、中学生の頃だったか。
ああ、そんな考え方をしてもかまわないんだ、ということ