2014/01/19-6 エンダーのゲーム

estis2014/01/21 (火) 08:05 に投稿

ENDER'S GAME
2013年
アメリカ

監督・脚本:ギャヴィン・フッド
原作:オースン・スコット・カード
出演:ハリソン・フォード/エイサ・バターフィールド/ベン・キングズレー/ヘイリー・スタインフェルド/

原作は、短篇が1977年、長篇が1985年の作。どちらも映画のタイトルと同じ題名。短篇は「無伴奏ソナタ」に収録されている。どちらもハヤカワ文庫から邦訳が出ていた(短篇は1985年、長篇は1987年)。長篇は2013年11月に、短篇を含む「無伴奏ソナタ」は2014年1月に新訳版が発行される。

さて、旧訳版長短共に積ん読状態で、映画を見終わっても、何か足りないとか、わからないというところはなかった。
映像はとても美しく、映画館で見る価値があると感じた。

途中思ったのは、かつて大島渚氏が日本の戦争映画に関する講義のなかで語っておられた「敵を描かない・描いていない」ということ。
しかし、最後まで見て、この描かれなさも意図したものなのではないかと考えが変わった。
描いていないのは、映画内の登場人物たちが、敵のことを殲滅すべき対象としか捉えていないからだ。

また、タイトルにもあるように、途中いくつかの訓練を兼ねたゲームが行われるのだけれど、そのゲームでの勝利もほとんど描かれず、高揚感に欠ける。
これも失敗ではなく、物語の終わりや主人公の心理に関連した意図されたものだと理解したい。

なぜ彼だったのかといえば、明示的に示されているわけではないのだけれど、最後の行為を行う可能性があるものとして、彼らに選ばれたのではないかと勘ぐりたくなる。
原作はこの後ドンドン続いていくけれど、映画はきちんと完了できています。

こういった内容のアメリカ映画を最近いくつか見た気がする。これは、あの国も後悔しているということなのか。

異星人対地球の戦いなのに、アジア人は見当たらなかったような…