What Would Jesus Buy ?
2007年
アメリカ
91分
監督:ロブ・ヴァン・アルケメイド
製作スタッフ:モーガン・スパーロック/フェリックス・ヴァーナー
不要な買い物をやめろ、とスターバック、ウォルマート、果てはディズニーランドまで突撃し、伝道を行うビリー牧師と買い物やめろ教会。
松嶋×町山 未公開映画祭の39作品の内の一本。#019。
ビリー「牧師」となっているけど、正式な牧師ではないらしい。
正式な牧師でない彼がクリスマスに抱く思いが、一番原始キリスト教に近いのか。
「ジーザス・キャンプ」や「フロム・イーブル」などを見ていると、現在のキリスト教は、今世紀になる遙か前から、大きく変容してしまっているんだなあ、と思う。仏教も然り。
宗教とは別に、買い物に対する強迫観念は「マックス・アウト」にもあるが、企業の利益のために誘導され、貧しい者からの永遠の搾取のために植え付けられているようだ。
「ウォルマート」や上記の他の松嶋×町山 未公開映画祭の作品を繋ぐ位置にこの映画がいる。
彼らに遭遇した人々の反応も様々だ。反論する人、賛成する人、わかるけどやめられないよっていう人、イベントと勘違いしている人。
この映画を見て、そのうち忘れる人。
「物より、思い出」と言いつつ、思い出を作るにも金が必要だからカード使えよ!ってなCMを見た記憶があるのだが、愛情の深さを費やされる金額の多寡以外で判断する術を身につけるべきなのだな。