THE SOCIAL NETWORK
2010年
アメリカ
120分
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:アーロン・ソーキン
音楽:トレント・レズナー/アッティカス・ロス
出演:ジェシー・アイゼンバーク/アンドリュー・ガーフィールド/ジャスティン・ティンバーレイク/ルーニー・マーラー
Facebook誕生の物語を、フィクションを交えて映画化。
映画の字幕に、Apacheだとか、wget、perl、なんて単語が説明なしに出てくるのを初めて見ました。決してこれらが一般常識になったわけではいと思うので、多くの人はどういう風に取ったのでしょうか。
映画としては結構がうまくまとまっていて、まあお上手!
時間軸通りだと冗長になるところを、現時点からの複数者の回想とすることで、うまくまとめてみせています。
巨大なSNSの誕生も一人の女性への想いで、巨額の富を手に入れたものの、親友を失い、思う相手からは無視されている男。
最初のシーンから、この男がおかしいことは充分に描かれているので、振られて当然だろうと思えるし、腹いせにやったことで、俺は凄いんだ、とか言われても、それはそれで、性格直せよ!って思うだけです。
最後に哀れさを誘っても、自業自得です。
弁護士見習いの女性から、「あなたはすごい」って言われても、そう言って欲しい相手は、あなたじゃないんだものね。
そういうことはわかるけど、だとしたらこの映画は、天才だって寂しいんだ、とか、ありふれた事柄を今更語りたいわけなんでしょうか。
実在の人物を取り上げていても、映画は映画、ソーシャルネットワーク上でつながっても、それはある程度フィルタリングされた相手。最後は現実へ還っていかないといけない。
そこまで強く意識させる映画でもなく、うまくまとめましたね、という感想しか持てませんでした。
印象深くまとめられていて、予告編の方がおもしろいです。