京都国立近代美術館

京都国立近代美術館 平成25年度 第3回コレクション・ギャラリー(計99点)

estis2013/09/27 (金) 01:03 に投稿

期間 平成25年9月7日(土)~ 10月27日(日)

松村綾子「影」に、怪しい物語を感じて興味深かった。
「京都国立近代美術館 所蔵名品集[洋画]」2004年2月 光村推古書院 の125ページに掲載されていることを確認したけれど、実物から感じたものは、そこにはなかった。

コレクション・ギャラリーとは別に、1階奥の壁に残されている1996年の展示の際に描かれたリチャード・ロングの「京都の泥の円」が良かった。大きさは重要な要素だ。
1階は無料で入館できるので、お近くをお通りの際はご覧あれ。

映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める

estis2013/09/27 (金) 00:45 に投稿

直角に接する二平面を使って上映される やなぎみわの「グロリア&レオン」は興味を惹かれた。
だけれども、その他の作品も含めて上映方法がとても気に障る。別の作品の音が聞こえてくる、それも複数の作品の音が。
そういった環境での上映を想定して作成されたとは思われないのだけれど、展示側は明確に意図して行っているのだろうか。

このような状況から思ったのは、
絵画はどのような音の中で鑑賞されることを想定して作成されているのか、
音楽は何らかの視覚刺激を伴って聞かれることを考え合わせているのか、
創作物は、それが関与する・しない五感についてどこまで制御することを想定しているのか、
ということ。
作者はどこまで自覚しているのだろう。
臭覚も含めコントロールしようとした映画もあったようだけれど、いずれ五感全てを操作する何かが完成するのだろうか。