乃木坂太郎
[原案]永井明 [医療監修]吉沼美恵 第184幕 最後の声 「ビッグコミックスペリオール」'10年第1号~第9号掲載 ビッグ コミックス p.220 2010年7月5日 初版第1刷発行 COVER ILLUSTRATION/乃木坂太郎 株式会社 小学館 飛び降りた真悟を受け止めた朝田は意識を失う前に、伊集院へ「お前が切ってくれ」と伝える。 ためらう伊集院だが、ミキの言葉に決意し、自ら選んだチームと共に手術室へ。
朝田が切る側から、切られる側へ。
『死なせた数だけ、成長なさい。』 『ヒューマニズムだけで伸びるなら、誰でも名医だろうが。』 これらの言葉を受けて手術に向かう伊集院と、霧島軍司、それぞれの朝田に対する思いが語られるのですが、どちらからも強く思われている事を再確認。 他に二つの手術も同時進行していますが、いずれも結果は次巻で。 気を失っている朝田の思いを代弁者としてミキが語るのですが、コミックスだと違和感を余り感じない。コマの中では朝田が語っているように描かれているが、ドラマでこれと同じ演出だと白けてしまうのは、そこで語る者の描かれ方の違いなんだろう。リアルな存在として描かれる時とは異なる違和感を伴って描かれる必要があるんだ。 |