バーテンダー Glass156 嫉妬する男

estis2011/06/27 (月) 00:00 に投稿

『始めたことを
 やめたくなったり
 迷ったり戸惑ったりするのが
 3日、7日、49~50日、
 1年、3年、7年目』
「精神科医がものを書くとき」中井久夫 ちくま学芸文庫

なるほど。そんなわけで7年目、遺されたものを読み返していた。
セレンディピティか、シンクロシニティか、手に取った雑誌の中に、あった。
感得したことを忘れないよう、その「スーパージャンプNo.14 2011/7/13」を買った。

『人を殺すのは記憶の重み』
サマセット・モームはそう言って、91歳で自殺したらしい。

『誰にとっても
 一番苦しいのは
 自分の中に棲む悪魔の記憶
 なのかもしれません』

生きている以上、亡くさない人はいないわけで、それだけであったなら。
ほっとした気持ちがある。決断を一つ、逃れることができたんだ。

『我々が人生の意味を問うのではない
 人生が差し出す問いに 我々が
 答えていかなければならないのだ』
「夜と霧」ヴィクトール・フランクル

だとしたら、まだ何も回答していないのでは、と思ったのだ。