『始めたことを
やめたくなったり
迷ったり戸惑ったりするのが
3日、7日、49~50日、
1年、3年、7年目』
「精神科医がものを書くとき」中井久夫 ちくま学芸文庫
なるほど。そんなわけで7年目、遺されたものを読み返していた。
セレンディピティか、シンクロシニティか、手に取った雑誌の中に、あった。
感得したことを忘れないよう、その「スーパージャンプNo.14 2011/7/13」を買った。
『人を殺すのは記憶の重み』
サマセット・モームはそう言って、91歳で自殺したらしい。
『誰にとっても
一番苦しいのは
自分の中に棲む悪魔の記憶
なのかもしれません』
生きている以上、亡くさない人はいないわけで、それだけであったなら。
ほっとした気持ちがある。決断を一つ、逃れることができたんだ。
『我々が人生の意味を問うのではない
人生が差し出す問いに 我々が
答えていかなければならないのだ』
「夜と霧」ヴィクトール・フランクル
だとしたら、まだ何も回答していないのでは、と思ったのだ。