2011/11/20-2 1911

estis2011/11/21 (月) 00:30 に投稿

辛亥革命/1911
2011年
中国
122分
総監督:ジャッキー・チェン
監督:チャン・リー
脚本:ワン・シントン/チェン・バオグァン
撮影:ホァン・ウェイ
出演:ジャッキー・チェン/リー・ビンビン/ウィンストン・チャオ/スン・チュン/ジェイシー・チェン


1911年の辛亥革命を描いた映画。
清王朝打倒を目指し孫文を頭に集う革命組織。孫文の参謀黄興は、総督府へ襲撃を行うが失敗、多くの犠牲者が出る。
中国近現代史に疎いので、何が史実なのかはわからない。
清王朝はマヌケで、袁世凱は狡猾な輩に描かれているが、それだけではないだろう。

ジャッキー・チェン演じる黄興とリー・ビンビン演じる徐宗漢の物語を中心に作れば、いくらでも情に流され得る物語になったのに意図的にそれを避けているように思われる。
1シーンだけ従来のジャッキー・アクションが入るのも、この映画が世界にはどのように売られるのかをわかった上での配慮だな。

現在において中国政府が自国の映画制作の作品内容にどこまで干渉しているのかは知らないが、清王朝を愚かに描き、革命を目指す意義を唄う時、現在の状況はどうなのかと思わずにはいられない。
製作者の意図は、国がより良くなるために、かつてそれを目指し犠牲となることを辞さなかった多くの人々がいたことを思え!ということなのだろう。

中国近現代史を学ぼうと思わせるだけの映画ではあった。

リー・ビンビンが美しい。