イノベーションとアイデアのタネはどこにある？　『WIRED』日本版がキャッチした、ファイブ（またはシックス）センスを刺激するグッドニュース。アンビエント・ミュージックの創始者ブライアン・イーノが、ビーティー・ウルフとのコラボレーションで生み出したのは、感情を追体験する旅のような音楽だった。

この1カ月のあいだに「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、編集部が注目した6つのストーリーを紹介する。未読があれば要チェック！

米国では抗うつ薬の服用者が増えるなか、離脱時の副作用に悩む人も少なくない。遠隔医療スタートアップのOutroは、専門家の支援と段階的な減薬プログラムにより、安全な薬の中止をサポートしようとしている。

危険な高所作業をこなせる多機能ヒト型ロボットが、鉄道のメンテナンス現場で活躍し始めた。重量物を軽々と持ち上げる力強さと、それを人に手渡しできるほどの安全性が注目されている。見た目だけでも迫力満点のロボットだが、その真価とは？

特異点近傍の混沌とした領域を理解できれば、100年以上物理学が追い求めてきた量子重力理論の確立が見られるのではないかという期待が高まっている。

日産自動車が小型EV「リーフ」を8年ぶりに全面刷新した。SUV風のデザインを身にまとった3世代目の新モデルの発売は、EV市場の今後を占う試金石にもなる。

「トランプ・モバイル」と名付けられた新たな通信ブランドと金色のスマートフォンが、早ければ8月にも提供開始される見通しだ。しかし、端末の仕様や通信インフラ、製造拠点など、全容には多くの不明点が指摘されている。

初期宇宙の姿に新たな光を投げかける観測データが公開された。これを基に構築された“宇宙の地図”は、135億年の歴史と80万個もの銀河を描き出しており、従来の宇宙モデルを見直すきっかけとなるかもしれない。

AIの進化により、誰もが簡単にコードを生成できるようになった一方で、悪用のリスクも高まっている。未経験者でもマルウェアを扱える時代が到来しつつあるが、真の脅威となるのは、AIを使いこなす熟練ハッカーの存在である。

複雑な環境を鳥のように高速で自律飛行できるドローンを、香港の研究者たちが開発した。時速72km以上で飛んで直径数ミリメートルの電線すら回避できる性能で、災害救助やインフラ点検などへの応用が期待されている。

COVID-19のパンデミックは、グローバルサプライチェーンの脆さを克明にした。いま気候変動が、さらに大きなリスクをもたらそうとしている。AIが与える膨大な環境負荷が問題となっているが、AIで気候変動の影響に備えることは可能だろうか？

宇宙にはさまざまなフィラメント状の構造が存在する。宇宙全体の構造にかかわるものからまるで“骨”のように見える外観をもつものまで、NASAの宇宙望遠鏡の画像などに基づいて解説していこう。

映画『サブスタンス』は、ファウスト的な悪魔契約を交わし「若さと美貌」を取り戻す話、つまりはハリウッド批判、男性批判、ルッキズム批判を幹にしたMeToo映画を装いつつ、本当の病巣は「女性自身の意識」にあることを浮かび上がらせていると、池田純一は分析する。B級ホラーの体をした本作の真の見どころとは？

「macOS 26 Tahoe」は、新ビジュアル「Liquid Glass」や電話アプリの追加など、多くの新機能を備えたアップデートだ。なかでもSpotlightの見直しは、多くのMacユーザーのお気に入りになりそうだ。

テキサス州オースティンで、テスラのロボタクシーが近くサービスを開始する見通しだ。しかし、安全な自動運転の要とされる遠隔操作の運用体制について、テスラや行政側も詳細を明らかにしていない。

DNAや腸内細菌からコルチゾールやプロゲステロンまで、取得できる生体データが増え、AIによる個別最適化がますます進むことで、食のパーソナライズはいったいどこまで進むのか？ 何より、それは本当に健康的で望ましい未来なのだろうか？

宇宙はどのように始まり、どのように進化してきたのか──。これまで最も整合性があるとされてきた「標準宇宙モデル」が、近年の高精度な観測によって揺らぎ始めている。

最新の宇宙望遠鏡が捉えた初期宇宙は、これまでの常識を覆す“成長の早すぎる銀河”で満ちていた？ 観測技術の進歩が、宇宙の歴史と未来に新たな問いを投げかけている。

脳オルガノイドを用いてヒトと計算機の可能性を拓く、スイス発・MaxWell Biosystems AGのビジョンとは？

Liquid Glass、iPadの新しいマルチタスク機能、電話アプリの刷新など。今年後半にiPhoneとiPadに搭載されるアップルの最新機能を見てみよう。